あけぼのfly’s diary

陸路や航路,空路,色々なところへ飛んでいきます.

頑張れT細胞!~がん細胞と免疫 果てしなき戦い~

こんばんは!あけぼのです!今年ももうそろそろ終わりそうです。今年は血液検査や血圧計にひやひやさせられました…。血圧計とか血液検査嫌いです(´・ω・`) すみません、日本〇電さんも…嫌い…。

血液検査で肝臓に問題あり!とか言われてしまったので慌てて病院へ…。まぁ、過度の心配性なので肝がんを疑ってました。超音波診断装置による診断の結果…非アルコール性脂肪肝ということで…。

その時医者には「若い人でがんになる人はいなくはないが、極めて低い確率だよ?バスは事故る可能性があるから乗らない?乗るでしょ?(たとえがズレてるような…?)そういうことよ。(( ・´ー・`)どやぁ)」と言われてしまいました…。まぁ現実的にはなる人はいるわけで、亡くなっている人もいます…。なにが違うのでしょうねぇ…?ちなみに肝臓がんは上皮がん(上皮細胞にできる悪性の腫瘍。良性との違いは後程)に分類されます。消化器系のがんは基本的に上皮がんですね!しかし、若い人に多いのは非上皮がん(結合組織とか。肉腫が多いらしいです)になります。若年性の上皮がんは天文学的確率になりそう…?肉腫は腫瘍全体でも1%に満たないくらいの確立だとか。原因はよくわかってないらしいです…。上皮がんもいまいち原因不明のものが多いとか。あと、若い人のがんは予後、生存率が悪い(まぁ…死にやすいってこと…)らしいです。

???「おい…それじゃ解決になってないでしょ!?何が違うのか教えてよ!」

えっと…原因がわからないものにどうしろと…。

???「題名関係ないのかよ!なんだよあの題名!あぁ?」

ひぃ…乱暴せんといて…。これから出てくるのです…T細胞…。

???「さっさと説明しろと言うとるがね!」

ま、まず、考えてみましょう。どうして若い人のがんは生存率が低くなっているのでしょう…?老年と若年の大きな違いって何でしょう?若者って新陳代謝が活発ですよね。新しい細胞もどんどんできて置き換えていくのです。がん細胞も同じでどんどん増殖していきます。やつらは他の組織に浸透していきながらどんどん勢力を拡大していきます。つまり…増殖のスピードが速いのが原因っぽいですね??

患者A「良性の腫瘍ですね~って言われました。悪性と何が違うんですか…?」

あぁ、なるほどぉ。良性の腫瘍は転移したり組織に浸透したりしないのですよ(悪性になることもあるけど)。摘出する際にも良性のものは摘出しやすいことが多いです。悪性のものは組織に浸透していくのでどこまでがんが浸透してしまっているのかわからないこともあるのです。現在、下村さんが発見されたGFPを用いた、がん細胞の動きを見る実験なども行われています。

???「…」

で、えっと、がん細胞って何かといいますと、エラーですよぶっちゃけ。毎日健常者でも作られてるとか。じゃ、なぜ大丈夫か?免疫が頑張ってくれちゃってるのです。T細胞ががん細胞を消してくれています(おおざっぱ)。T細胞すごい!!!(おーざっぱ。)

やっと出てきました免疫細胞。若者ががんになりにくいの多分こいつが頑張ってくれてるからですよね!?さすが私の親衛隊!!年を重ねていくと徐々に免疫の働きも弱くなっていきます。おまけにエラーが出やすくなってくるのです(古いプリンター、よくエラー吐いてますよね??)。ほら、若者の方ががんになり”にくそう”。

さて、エラーはどうしたら発生するのでしょう?プリンターを過酷な環境にもっていったら…エラー出た~で済むでしょうか…?がんと生活習慣には何らかの関係がありそうです。細胞を傷つけるようなことをしてしまえば当然がんになりやすくなるでしょう。タバコとかね…、絶対細胞傷つけてる。無害なんて言わせない。真っ黒になるんだよ?肺。吸うの勝手だけどこっちまで煙プレゼントしなくていいからほんと!ま、統計取って調べてみないことには…ね。他にもアルコールとかもそうですし、過食も原因になってしまうようです。まーったく食べない状態からいきなりたくさんの糖分を摂取すると脂肪肝になるのでご注意を。体に良くないよって言われていることは大抵体に負荷をかけているので自制した方がよいかと…。逆に体にいいよ!と言われていることは免疫を活性化したりしてくれます。積極的に”適度に”取り入れたい…(薬も過ぎればなんとやら…)。

患者B「胃癌ステージ4で手術できないとか言われちゃいました…(´;ω;`)」

がんに対する治療は現在では多岐にわたります。胃癌ですと例えば、がん細胞の免疫の働きを阻害する作用を阻害するオプジーボなんてのがあったり(有名ですよね…?)、他には自身のT細胞を活性化させ、がん細胞をボコしてもらおう(超おおざっぱな意訳。実際にはそんな一筋縄ではいきません)という治療法、がん細胞を破壊する放射線治療(健康な細胞も破壊するというリスクはあるが、がん細胞を小さくする効果は確実にありそう)、また、正常細胞に影響を与えにくい重粒子線治療などなど、その人に合った治療を選択していきます。徐々に生存率が高くなってきており、今後選択範囲が広まることが期待されます。病は気から!気を強く持ちましょ!!

実際ストレス(病気を心配することも含む)も体に負荷かけてますからねぇ。

統計を見て1975年と2015年のデータを見てみます(国立がん研究センターがん情報サービスより)。なんと、2015年にはがんの罹患率が倍近い…?さて、何が増えたのでしょう?(高齢化が進んだのが原因だから食生活とかどや顔で上げるんじゃねえ!って人、ご安心ください。全年齢帯の罹患”率”で判定していますので。目安として60代を中心に見ています。)

さて、うーん。大きく変化しているのは口腔咽頭,食道,肺,結腸,直腸,大腸,胆嚢胆管,膵臓,皮膚…もういいでしょう…。大体増えてます。意外だったのが胃癌の罹患率は落ちているんですよ。考えられるのがヘリコバクターピロリを除去できるようになったことです。1975年当時はヘリコバクターピロリが胃癌の原因ということもわかっていませんでした。おお、統計的にも歴史が分かる…。ピロリ菌除去偉大!!ってそんなことが言いたかったんじゃない!がんは細胞のエラーみたいなものと言いました。免疫が40年で右肩下がりなーんてことは無いでしょうから生活習慣に原因がありそうです。特に食事。環境もそうですけど。

消化器系のがんで著しい増加が見られたということはそういうことではないでしょうか?食生活をなんとかした方がよさそうです。さて、肺がん。こいつは喫煙一択っしょ!さて、喫煙率のデータを…え、まって喫煙率落ちてるの!?がん患者増えてるよ!?!?!?うっわ…面倒なことしてくれるわー、考察考えなきゃじゃん…。えっと結論から申し上げますと…全年齢で喫煙率が低下しています。さて罹患率を見てみます。2015年では一定まで罹患率が達すると(200/10万人)横ばいでした。現在は右肩上がりの模様です。もしかしたら昔たばこを吸っていた代が罹患率を上げているのかもしれません。1975年代に高齢者になっている人たちは戦後の配給制もありタバコの喫煙量も制限されていましたし。仮説を立ててみます。今後、肺がんの罹患率は下がっていくのではないでしょうか???今後に期待です(大の嫌煙家より)。

さて、題名どこ行ってのと言われてしまいそうですがそろそろ…。T細胞が頑張ってがん細胞消してくれているのです!がんを予防し免疫を活性化させるような生活を目指してみるのはどうでしょうか…|ω・`)。

では、またあしたぁ